かたりべ文庫「職人の手仕事Vol.18田中幾重・幸」
長年お仕事のご依頼を頂いている日本刺繍家の田中幾重先生、ご子息の幸先生について紹介された、かたりべ文庫「職人の手仕事Vol.18」という本が、このたび出版されました。
田中幾重先生は、自衛隊を定年退職後、奥様の京子様が長年なさっていたフランス刺繍に触発され、「五十の手習い」と日本刺繍を始められたそうですが、通常は5,6年はかかるといわれる教授の免状をわずか1年半で取得され、独学で日本刺繍の歴史、技術を紐解きながら作品作りをなさってこられたそうです。
以前は佐世保にお住まいでしたが、今は福岡の前原市在住。ご子息の幸(みゆき)先生がしっかりと跡を継いでおられ、作品作り、各地の教室への指導と活躍なさっておられます。佐世保教室もありますよ。
この「職人の手仕事Vol.18」に、日本刺繍の魅力、田中先生たちの魅力が豊富な写真とともに余すところなくまとめてあります。お相撲さんの化粧まわしの制作についても掲載されていますよ。これ程の内容で定価500円(税抜)とは正直驚きです。ぜひ機会があればご覧になってみて下さい。
※右の四枚の写真は2002年にご自宅に伺った時の写真。